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米津玄師の楽曲を音楽制作者の観点で解説していく#5

おはようございます。

楽曲、解説解剖シリーズ #5 米津玄師

「メトロノーム」

公式でYoutube配信されていますので聞いてみよう!

メトロノーム解説やっていきます!

こういうストレートな恋愛ソング的なのを真面目に聞いてたのは久々なんですけど、自分が歳を重ねたからなのか、作る側に回ったからなのか、いい曲だな!としか思わなくなっている自分を発見しました。職業病なんですかね!?

まぁまぁ!やっていきましょう!

バラード調にピアノの伴奏で進んでいくのでコード展開が多いですね。

まずはAメロから!

原キーはG

G B7 D#dim | Em F
Am Dsus4 D | G D

G B7 D#dim | Em F
Am Dsus4 D | G

リズム隊にさりげなくメトロノームの音が入ってる。

せっかくメトロノームが入ってるので。原曲のBPMは88です。

EmからFいく流れのところはFじゃなくてD7にいきたいところですが焦らしてきます。
その後に、Dsus4 Dの流れがあるのでFでキメたほうがスッキリですね。

そっちいくんかーい!って感じが好き。
自分だけかもしれませんけど。。。。

Bメロ

Em C | G D
Em C | G D
Em C | G D
Em D/F# | G A
Cm C/D | G G7

サビに入る前に I7の G7が入ってきてます。
トニックの代理として I7 が使えるんですが、
これがよくあるのはAメロからBメロに移ることが多いです。
「ゆず」の曲とかでは結構ありますね。

この曲ではサビに移ります。

いままで解説してきた、米津玄師の曲の中では
メトロノームが一番、コード進行にストーリーがあります。

不安とか、違和感をつれて、サビにいく。音楽的には一番聞いてほしい場所にいきます。
そんな感じでしょうか。

サビ

C D G | B7 D#dim Em
Am G/B | D D/F# G

C D G | B7 D#dim Em
C D G | C D#dim | Em

面白いのは
C D G | B7 D#dim Em このコード進行ですかね。

D GのドミナントモーションからB7(III7)で転調感を出しています。
D#dim はD7の代理ですね。

つまるところ、ドミナントモーションを繰り返すという流れ。ドミナントモーションっていうのは音楽的にいうと『解決』ってことになるわけです。

不安定なコード進行を安定したコード進行にする。

Bメロからの違和感から入る流れ的にここのサビはなにかしらの決心がついた。ということなのでしょうかね。それともメトロノームが入ってるから時間が解決してくれるということなのでしょうか。

歌詞を全く無視して、カラオケの仕組みで考察していくとこういう感じになるかと思います。ストーリーがあるコード進行に歌詞がマッチして説得力のある 曲 になってる。

いい曲ですね!!

(音)エゾノデンゲン 花田